生理の期間って毎月苦痛じゃないですか?
その苦痛な時間は耐えるしかない、仕方ないって思ってませんか?
実はその辛い生理の症状、婦人科を受診することで解決するかもしれません。
私は20歳で婦人科を受診し低用量ピルの内服を始めたことで、
毎月きていた辛い生理期間を克服することができました。
あなたの生理は正常か?異常か?
生理に伴う症状は人によって、痛みや気分の落ち込みなどの症状の度合いが異なります。
人によって違いがあるがゆえに、自分の生理が正常なのか分かりにくくなっています。
私自身も、自分の生理が異常なのか正常なのか分かりませんでした。
婦人科を受診したことで、私の生理に伴う下腹部痛(生理痛)は「異常」であることが分かりました。
私の生理痛は、生理が始まる前日~生理2.3日目まで続き、痛み止めが手放せない、痛み止めを飲んでも痛みが続く程度でした。
「周りにこれくらいの人はいるから、普通なんじゃないの?」と思いましたか?
私は思っていました。
でも実は、”2.3日も続く痛み止めが手放せなく痛み”や”日常生活に支障がでる痛み”は異常な生理痛なんです。
婦人科を受診したきっかけと診察内容
私が生理の異常さに気づいたのは、看護学校で婦人科の講義を受けた時です。
・生理(月経)の症状には、月経困難症という疾患名があること
・3日続く生理痛は月経困難症に当てはまること
・月経困難症は低用量ピルの内服で軽減できること
*月経困難症とは、月経の直前あるいは開始とともに症状が出現し、月経の終了前あるいは終了とともに消失するのが一般的で、おもに下腹部痛、腹痛などの疼痛を主症状として現れる症候群のことを指す
上記の3つを講義で学び、
自分が月経困難症に当てはまると思った私は、次の日婦人科を受診しました。
問診、触診、内診、超音波検査を終え、
医師から告げられたのは、
「子宮の壁が正常より分厚くなっており、それが異常な生理痛の原因です。そのままにしておくと、赤ちゃんがお腹の中で成長できない不育症になる可能性があります。低用量ピルの内服で治療することができます。」
という内容でした。
予想外の疾患になる可能性を告げられ、驚きましたが、
生理痛が重い理由と治療法が分かり安心しました。
低用量ピルの内服した結果
婦人科受診後、6年間低用量ピルを内服し続けています。
生理痛はかなり軽減し、痛み止めを使わないで生活できるようになりました。
生理期間の気分の沈みやイライラといった精神的な症状もなくなり、
生理期間もいつも通りの生活を送っています。
指摘された子宮の壁の厚さは正常範囲になり、不育症のリスクを減らせることができています。
看護師として働きだしてから、私のまわりの医療従事者には、
自分のようにピルを内服している人が多いことに気づきました。
親戚や医療関係ではない友人にはいなかったので、これは知識の差が原因ではないかと思いました。
医療者は月経の知識や月経困難症について学ぶ機会があるため、
婦人科受診という選択肢をとることができるのだと思います。
また、医療が身近にあるため、婦人科受診のハードルが低いのではないかと思いました。
まとめ
・2.3日も続く生理痛、日常生活に支障がでる生理痛は異常
・異常に気付いたら婦人科受診を!婦人科をもっと身近に
・低用量ピルで月経困難症を軽減できる
女性であれば生理の知識は必須であるはずですが、日本の義務教育ではほとんど学べておらず、
自分の生理が正常なのか判断がつきにくくなっていると思います。
それに伴い婦人科受診のハードルも高くなっていると思います。
この記事を最後までみてくださった方が、これを機会に
自分の生理について考え、婦人科受診を身近に感じてもらえればと思います。
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